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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421

2010年 01月 29日 ( 1 )

危機は突然に訪れる

中国で世紀という言葉は30年という時間を意味していた。西洋のセンチュリーは100年を意味している。このセンチュリーはラテン語のサエクルムという100年に由来するようだ。西洋では100年単位の時代区分意識があったということだろう。日本や中国では30年という世代交代の歴史認識があったのだろうか。

センチュリーという言葉に世紀という言葉をあてたのは日本人のようだ。明治維新後に訳したのだろから、日本で世紀を多くに人が意識したのはおそらく20世紀なのだろう。アメリカの国際政治学者ブレジンスキーは20世紀を「メガデスの世紀」つまり大量死の世紀と定義した。この定義は20世紀前半を後半から振り返ると出てくるものだ。

20世紀初頭、この世紀は繁栄の世紀となると予想されただろう。産業革命の成果を謳歌したロンドン、パリ、人間の春は来ると信じられたと思う。19世紀から20世紀を展望しようとした時、20世紀をどのような時代にしようと振舞うだろう。この振舞い方を考えたのが明治初期の政治家たちということになる。

日清・日露戦争で勝利し、第一次世界大戦で漁夫の利を得た日本の政権はわが世の春という気持ちだったに違いない。大英帝国のパートナー、帝国主義諸国の仲間入りという意識だろう。このまま繁栄すればよいのだと確信していただろう。危機は突然に訪れるのだ。今と同じ方法で進めばうまくいくと思った瞬間に滅亡への道となるということだ。
by qzr02421 | 2010-01-29 12:43 | 歴史