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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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「カバラの知恵」というのは・・・

『国家の自縛』を読み終える。刺激的な本だ。佐藤優の話を聞き取ったものだ。彼の国家観が分かるような気がした。国益ということを第一に行動し、思考するという人だ。彼の考えをいくつかメモ程度の書いてみる。

外交はゲームだという。ゲームができる国に対してしかゲームを挑む事は出来ないのだ。愛国心を持つ外交官を相手の国は尊敬するという。情報を得る事が大切だ。しかもり良質の情報だ。外交問題にするということは相手国の土俵に入る事だ。外交問題は存在しないという事が外交の基本だ。

愛国心を育成するためには国史をきちっと教えることだ。その為のテキストは『神皇正統記』がよい。東アジア共同体構想は中国の陰謀だ、かつての日本の大東亜共栄圏構想と同じだ、失敗するに違いない。日本の国益の為にはアメリカとの関係を重視すべきだ。そのためにはイスラエルとの関係を見直すべきだ。天皇制度は日本基本だ。

日本の歴史の危機は二回あった。南北朝時代と第二次世界大戦の敗北である。ともの天皇制度がなくなる可能性があった。などである。刺激的だが受容するには用心が必要な理論のようだ。なぜ彼はこのような思想を持つようになったのだろうか。神学と関係があるのだろうか。世の中の学問の裏には必ず神学があるというのだ。正しい思想は勝利しない。間違った思想が勝利して、その反省で社会が形成される?

その団体が何の為に、どのような人々の利益の為に働いているのかを考える事が大切だ。また日本の将来とどのような関係があるのかということも考える必要がある。国益と個人の幸福との関係はどのようなものだろうか。難しい問題だ。このへんを良く考えて佐藤説を考える必要があると思う。

「カバラの知恵」というのは神が縮小したところに自然が出来た。この部分は神の領分ではないので、悪が存在知るというのだ。面白い理論だ。これなら、私たちの世界の神がいないのは証明できるようだ。だから、神はいるということが実感できるという。

国家は自分に理解できる国と親しくしようとするという。変人中国は変人の故にイラク、イランと仲良くする。中国は基本的にロシアと仲がよくない。日本はロシアやアメリカと仲良くできる可能性があるというのだ。
by qzr02421 | 2008-12-19 19:32 |