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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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傷つけられた人は忘れない

自分にとっては笑って聞き流すことが、ある人にとっては死ぬほどの恨みになることがあるようだ。傷つける人は、案外傷つけたことは忘れるが、傷つけられた人は忘れないということと同じだ。あるいは金を借りたほうは、借りたことを忘れ易いが、貸したほうが忘れないということと同じだろう。

人は客観的な基準があると思っても、実は客観というのは、見る人によって変っているのかも知れない。このあたりをよく考えることが重要だろう。相手の立場に立って考えるというのが日本人の思考の基本が、自分の考えを主張するということも大切なことということだろう。

言葉の定義をきちっとすることも大切なことだと思う。働くという言葉は、キリスト教の世界では罪という意味が強いが、日本では勤労ということで、働くことは生きることという意味が強い。日本人は働き過ぎと言われても、働くことが生きることと考えている日本人にとっては、なぜ働いてはいけないのかとしか思えないのではないだろうか。

働くことは生きることと考えているのが日本人だということを世界に発信していくことがいま求められていると思う。私たちは当たり前と思っていることが、実は世界では当たり前でないということを自覚することからはじまるのだろうと思う。
by qzr02421 | 2008-09-09 15:09 |