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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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[仏教・演劇・朗読」というテーマで講演したのだ

カルチャースクールで他の講座から、講師の依頼があった。頼まれた仕事は断らないことにしている。ということで、今日の午前中、「仏教・演劇・朗読」というテーマで、話をした。30人ほどの人だった。この三つをどのように関連させたのかというと・・・

 仏教の言葉で「方便」というのがある。「嘘も方便」の方便だ。方便の意味を「役を演じる」と定義した。人を変えることができない(変えようとするとストレスになる)、自分の性格も変らない、ではどうすればよいか。その答えが役を演じるという生き方になる。

 今日は「やさしいお母さん」を演じよう。今日は「恐いお母さん」を演じよう。という役を演じるという第3者的な生き方というものを提起したのだ。そして、演劇の役者というのも役を演じているというように続けたのだ。朗読と演劇は声をどのように、誰に届けるのかという話をした。相手に声を届けるということは簡単そうで、奥の深いものがある。

 セリフは単に意味を表すメッセージ(「今日は晴れですね」「お金頂戴」などの言葉のこと)とメタ・メッセージ(フレームともいう)で構成されている。役者はメッセージにメタ・メッセージ(フレーム)をのせてセリフとするという話だ。例えば・・・

 メタ・メッセージというのは感情のことだ。「今日は晴れですね」というセリフには感情はない。「昨日は雨で、今日は晴れてよかった、これからゴルフにいくのだ。よかった、よかった」という感情、つまりメタ・メッセージをのせるのだ。顔も笑顔で、セリフも明るく、「今日は晴れですね」というセリフになる。(文章では伝わらないよね)

 農業をしているひとが、ずーと雨が降らずに、作物にも影響があり、雨が降って欲しいなという思いをのせて「今日は晴れですね」という時には、暗い声で雨が降って欲しいのに降らない、うらめし~という感じをセリフで表現するということだ。

 ほぼ90分話したのだが、帰りに回転寿司で寿司を食べた(寿司以外の何があるのだ?)のだが、隣に坐っている女性が、14皿(私は7皿でおなかが一杯だった)食べていた。食べるのはいいが、独り言をいっていのだ。「これは寿司じゃない」(ちゃんと寿司だったけど)、桜アイスクリーム(寿司以外もあるではないか)を食べながら「どこの桜がある!、ないじゃないか、人を馬鹿にしている、なんなんだ」などとブツブツ言っていた。一体なんだったのだろう??
by qzr02421 | 2008-03-24 14:23 | 日常