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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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マンマミーアを観て

劇団四季の「マンマミーア」を観る。ほぼ満席で、劇をはじめて見るという人も多いようだ。子どもも多かった。土曜日ということもあるのだろう、アヴァの曲を上手く使った、楽しい劇ではある。恋人同士の愛、親子の情愛、父の感情などあって、時間があっというまに過ぎだ。四季は商業劇団としては、成功している劇団だ。嫌いな人も多い。セリフまわしに違和感を持つ人も多い。しかしセリフがしっかり聞くことが出来るのが劇の基本だと思う。

 劇によっては聞き取りにくいもののある。セリフの聞こえない劇は最悪だ。以前落語を聞きにいったが、立川談志だったが、あまり声は聞こえなかった。彼はマイクを通しても落語は嫌いのようだった。金山の中ホールでは落語は良くないと思った。劇場の規模というものが大切ということだ。名古屋には各区に劇場があるが。300人くらい入る。ちょっと多き過ぎるように思う。150人くらいの劇場が、劇を見るには丁度よい。

 四季は、劇を世間に広めたという功績はある。地元の劇は観なくても、四季は観る人がいるということだ。「四季の劇は嫌い」という声もあるが、劇を広めたという功績はある。名古屋は劇団が多いことで有名だ。船頭多くしてということで、頂点の劇団がない。裾野は広くてもよいが、頂点は必要だ。名演会館をかつて作り、頂点を作ろうとした動きがあったらしいが、名演会館は映画館になってしまった。

 ミュージカルというのは、演技か歌唱力のどっちが重視されるのだろうか。今日の劇を観て、歌唱力が重要のように感じだ。演技はいまいちでも、歌が上手くないと、ミュージカルとは言えないと思う。歌を聞かせるのがミュージカルの本質だろう。キャラメルボックスが、歌を取り入れた劇を上演したことがあるが、演技は良かったが、歌が。・・・ということがあった。

 劇を観ると終わりが分からなくて、拍手のタイミングが分からないということがある。ある名古屋の俳優は「あまりタイミングよく、拍手があると、早く終わってよかった」という拍手に聞こえると言っていた。「しばらくの沈黙があって、その後に拍手があるのが、劇を理解しているという」感じがするとも言っていた。マンマミーアは拍手のタイミングが分かれやすい劇だった。どうしてだと思いますか。是非劇場に足を運んで体験してみて下さい。終わった後の展開もよい。よく流れが考えられえている。一度は観てよい劇だともう。実に楽しい、元気をもらえる劇だった。
by qzr02421 | 2008-03-08 22:42 | 劇,映画その他