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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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気温が低いと戦争になるのだろうか

冬型の気圧配置で寒く、風も冷たく強い、歩いていても風で飛ばされそうだ。というのが大げさでないほど風が強く吹いている。風が強いと体感温度も下がるのでよけいに寒く感じる。年末から年始は今年一番の寒気が南下するそうだ。どのような寒さになるのか。ロシアは氷点下25度まで下がり、シベリアでは氷点下50度だそうだが、シベリアの氷点下50度の一部が日本にくるということか。

一方では地中海では24度の気温だそうだ。これを異常気象とよんでいるのだが、短い人類の歴史で、人間が体験していることなどは、たいしたことがないのだろうが、大げさな言い方だ。人類が文明化してから気温が上がったり下がったりしている。下がったときには北方の人々が南下して混乱を招いた。ゲルマン民族移動や匈奴の南下も気温の低下が原因とされている。現在は国境があるので簡単に南下してこないが、南下したい気持ちはあるのだろうと思う。

気温が上がったときには農業生産が増大して、それとともに人口が増加する。人口が増加すると、その地域ではその人口を養うことができないので、増加した分は、また移動をすることとなる。気温が上昇しても下降しても、結局人間は移動するものだ。11世紀から12世紀にかけた気温が上昇して人口が増加してので人々の移動が激化したと考えられる。それが十字軍であり、日本の関東を中心とする鎌倉幕府の発展なのだろう。

14世紀になると寒冷化してくる、増加して人口が邪魔になって、人口を減らすために戦争が起こるようだ。これがヨーロッパでは百年戦争、日本では南北朝の動乱となっている。16世紀に入ると気候も安定化してくる、ヨーロッパでは絶対主義国家が、日本では江戸幕府が成立する。17世紀後半また寒くなるとまた戦争や一揆がおこることとなる。結局人間も動物なので、気温の影響されて安定したり不安定のなったりするようだ。
by qzr02421 | 2012-12-26 16:21 | 歴史