利き酒はよいものだ
2012年 03月 08日
京都の小さいミュージアム、マンガミュージアムから歩いて10分ほどのところにあるのが「キンシ正宗堀野記念館」だ。京都の酒といえば伏見だが、御所の南のところにあるのがキンシ正宗だ。かつてはここの造り酒屋があったのだ。もちろん明治に入ると御所の住人がいなくなることもある、酒の中心は伏見に移っていくが、この地に屋敷と酒造りお道具類を置いていったのだ。
京町屋としても見る価値がある。切子格子、むしこ窓など町屋らしさをよくあらわしている。座敷に入ると、これといって価値が高いとも思えないたたずまいなのだが、よくみると使われている木材が高そうなのだ。木目がしっかりした板を使っている。一見するとどうということがないのだが、実が高価なものを使っているのが京の金持ちのあり方のようだ。
窓ガラスも機械で作ったものではない、貴重なガラスを使っている。機械で作っていないので、ガラス越しの景色がゆがんで見える。現在ではもう作られないようなガラスだ。このようなガラスは京町屋に行くとよく出会う。二階の上がるとさらに上級の客を通した部屋がある。ここも使われている材が高価なのだそうだ。高価といわれるのでそうかなと思うくらいで、実際のところはよく分からない。
キンシ正宗は天明元年創業、西暦にすると1781年にあたる。酒造りに一番大切なものはおいしい水なのだが、この地からは今でも名水「桃の井」が湧き出ている。この「桃の井」は同じく京の名水である「染めの井」と同じ水脈なのだそうだ。今でも毎時3トンの水量で、夏は冷たく冬は暖かい水が湧き出ている。実際飲んでみが、どことなく甘く暖かかった。美味しい酒が出来る予感がする水だった。見学の最後にはお酒の味見もできる。ここではビールも造っているようで、ビールの試飲もできるのがまたよいものだ。
京町屋としても見る価値がある。切子格子、むしこ窓など町屋らしさをよくあらわしている。座敷に入ると、これといって価値が高いとも思えないたたずまいなのだが、よくみると使われている木材が高そうなのだ。木目がしっかりした板を使っている。一見するとどうということがないのだが、実が高価なものを使っているのが京の金持ちのあり方のようだ。
窓ガラスも機械で作ったものではない、貴重なガラスを使っている。機械で作っていないので、ガラス越しの景色がゆがんで見える。現在ではもう作られないようなガラスだ。このようなガラスは京町屋に行くとよく出会う。二階の上がるとさらに上級の客を通した部屋がある。ここも使われている材が高価なのだそうだ。高価といわれるのでそうかなと思うくらいで、実際のところはよく分からない。
キンシ正宗は天明元年創業、西暦にすると1781年にあたる。酒造りに一番大切なものはおいしい水なのだが、この地からは今でも名水「桃の井」が湧き出ている。この「桃の井」は同じく京の名水である「染めの井」と同じ水脈なのだそうだ。今でも毎時3トンの水量で、夏は冷たく冬は暖かい水が湧き出ている。実際飲んでみが、どことなく甘く暖かかった。美味しい酒が出来る予感がする水だった。見学の最後にはお酒の味見もできる。ここではビールも造っているようで、ビールの試飲もできるのがまたよいものだ。
by qzr02421
| 2012-03-08 20:20
| 旅行