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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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自分の信念をつらぬくのが一番だ

9月2日に続いて3日も劇を見た。本日の劇はキャラメルボックスのとても題名が長い劇を見た。長い題名の劇は、実は嫌いだ、なぜなら劇の題名が覚えることができないからだし、長い題名の意味が分からないからだ、もっとも短い劇の題名は覚えることができるかもしれないが、意味は分からないかもしれない。この劇の題名は「降りそそぐ百万粒の雨さえも」なのだ。劇が新撰組をえがくのは分かっているのだが、この題名の意味が分からなかった。

この劇名の意味は劇中であきらかにされる。大石演じる新撰組に新たに入隊した人物が、困難なことがあってもあきらめないで頑張るという時にいうセリフだったのだ。どんな困難、つまり降りそそぐ百万粒の雨、百万粒など数えることはできないのだろうが、困難のすごさを示しているのだろう、そのような困難があっても、自分は進んでいくということなのだ。このような人が側にいたら、肩がこって大変だろう、人は適当なときに手を抜くものだとは思うが、その手を抜くのを許せないのが、この言葉を信じる人たちなのだ。

自分の信念のため努力して、突き進んでいく人たちを描いているのだろう、その人たちが新撰組であり、薩長であり、土佐の人々であり、坂本竜馬だったのだろう。信念を信じて突き進むのは男で、それを見ているのが女という構図だ。男はどうしてそのような信念に従っていくことができるのだろうかと女は思うのだろう、信念の突き進む女といるのだろうか。

新撰組が京都から江戸に、そして会津、最後の函館五稜郭での戦いで敗北、新撰組と幕府は敗北すること決まっていたのだろう。その戦いでも生き残った人いたのだ、生き残るということは大切なことなのだ、生き残った人がいなければ歴史は存在しなくなるのだ。信念があっても、生き残った人いるのだ、どうして生き残ったのかという自問自答をする人が歴史の中には存在するのだ。その存在はとても大切なことなのだということが分かる劇だった。集中して劇を見たので疲れてしまったが、楽しい2時間を過ごすことができた。この劇はこのあと神戸に行くそうだ。神戸は大阪より遠い、当たり前だが、財力がある人が見て欲しいものだ。それにしても新撰組をどのような評価したらよいのだろうか。時代の華ということだろうか。複雑な心境を抱かせる劇だった。
by qzr02421 | 2011-09-04 19:40 | 劇,映画その他