本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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名前の付け方が大切だ

京都国立博物館で「百獣の楽園」という特別展示を8月28日まで開催している。学芸員は見ているだけで愉快になる動物が描かれている絵画などを展示すれば子どもたちが見にくるだろうという気持ちで企画したと思うが、古美術を楽しんでもらうためにはこの「百獣の楽園」というネーミングはよくないような気がした。「百獣の楽園」というネーミングで狩野派や雪村や本阿弥光悦などの展示があるとは想像できないと思う。

チラシも緑で熱帯の楽園を表現しているような感じのものだ。このチラシを最初見たときには、ゴーギャンの展示会だろうかとも思った。このチラシをよく見ると獅子や象や猿などがあり、その理解は間違っているということとは分かるのだが、古美術というイメージには遠いと思う。チラシのウラを見ても、この印象は変わらない。

奈良国立博物館で開催している三蔵法師の旅を描いた絵巻物を見てから京都に向ったのだが、この奈良博の展示も8月28日までなのだが、この展示は絵巻物、藤田美術館が出したということもあるのか、大変の人が、絵巻物がは見てもよく分からないにも関わらず、多くの人が行列を作っていた。孫悟空も出てこない地味な絵巻物なのだが、珍しいものだから、人がくるのだろうかとも思った。この展示の最後の方の西遊記のできる過程の展示はそれなりに面白かった。三蔵法師が持ち帰った経典が日本に渡り、その写本が展示されていたが、これも壮観だった。

京都博は奈良博に比べればそれほどの人はいなかったが、京都博のほうの展示の方が、学芸員の苦労は大変なものではなかったのかいう印象をもった。虫を描いた古美術を集めるという努力は大変なものだ。虫という観点で美術品を再確認するということだ。ラクダや牛などはともかくセミやコウロギやハチなどを描いた古美術を探すのだ。この展示は結構感動したが、学芸員の努力に対して展示のネーミングが悪く、何を展示しているのかが分かり難いということが残念なことだった。
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by qzr02421 | 2011-08-27 20:08 | 劇,映画その他