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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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分からないことが多いから歴史は面白いのだ

前回と今回に書いている文章は井沢元彦さんが書いた『歴史の森の影法師』を読んだ感想を中心に書いているのだが、信長を殺したのは光秀だが、光秀の単独犯行かどうかはよく分からない。家康が背後のいたという説もあるが、証明をすることは出来ない。光秀を動かしたのは誰か。天皇の命令があったという説もある。家康が命令したという説もある。光秀が信長を本能寺で殺したというのだが、その事実をめぐっていろいろな謎があるということだ。

光秀の家老に斉藤がいて、その家老の娘が春日の局になる福なのだ。この家老と家康の陰謀ということも考えることができるが、すべて状況証拠にすぎないのだ。これでは犯罪を立証することができないのだ。歴史は思った通りには推移しないのだ。偶然の積み重ねということもあるのだ。

関東と関西の違いも重要だろう。関東は貧しかったのだろうか。蕎麦などという食べ物は土地が貧弱なところで育つのだ。蕎麦を食べる関東はそれなりに貧しかったということだろうか。うどんは小麦を使用したぜいたくな食べ物としたら、関西は裕福な土地といくことになる。江戸時代は関西の方が経済的には繁栄をしていたことには間違いがないのだ。

西欧は「愛」が判断基準で、日本の場合の判断基準は「和」と説がある。西欧は愛で行動するということは家族を大切にするということだ、日本は家族より集団の和を大切にするということでもある。和を大切にするということは今まであったわだかまりを水に流すということでもある。ともかくこれでまとめようということだ。そこにはインフォメーションはあっても、インテリジェンスはないとうことだ。

インフォメーションとは通知とかお知らせという意味となるが、インテリジェンスとは分析や解析をした本当の意味の情報を意味する言葉なのだ。歴史や現代を考えるためには、インテリジェンスの利用が望まれているのだ。日本の情報はバイアスばかかっているともいう。バイアス意味を考えることが日本史を菅える第一歩となることだろう。
by qzr02421 | 2011-06-03 19:54 |