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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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最近映画館はなぜ満員か?

映画は8月の手術以来一回も見たことがないが、劇や落語を見る機会は変わらない。見たい映画はあるのだが、なぜか見る機会を逸してしまうのは何故だろうか。「英国王のスピーチ」と「アメージンググレイス」を見たいとは思っている。名演会館で上演していて、この会館へは演劇の音響のための週2~3回行くのだが、見たいとの思いだけで、終わってしまうようだ。最近は定年退職の影響なのか、名演会館の映画で時間によっては満員という札が貼ってある。

小さい映画館なので、満員になることはあるのだろうが、いままで満員を見たことがないので、不思議な現象だと思う。不景気で遠出はやめて、映画を見る人が増えたのだろうか。東北での災害より前かのことだから、退職と不景気が原因ということにしておこう。東北での災害以後は旅行業界も大変だろう。テレビで災害の様子を見ていると、旅行に行こうという気持ちがなくなるのだ。

先週の土曜日は落語を見に行ってきた。アートピアホールの一階がほぼ満員だった。二階はガラガラということだった。人間国宝である桂米朝の子ども、子供と言っても大人だが、桂米團治独演会だ。国宝を親に持つと大変だというような話、最近特に米朝がボケたという話、落語は血筋ではなく実力の世界だという話が枕としてふられた。落語は上手な親の子どもが落語が上手とは限らないということだ。

演目は「つる~」、鶴は昔は首長鳥といったのだが、つる~となったといういわれの話、「らくだ」、らくだという嫌われ者が長屋で死んだあとの騒動、死んだらくだにかんかん踊りをさせるのが見せ場だ。最後は「親子茶屋」、道楽者の若旦那と渋ちんで実は道楽者の旦那の掛け合いの話。若い落語家はテンポがあってよいが、年配の落語家の渋い話も捨てがたいと思いながら帰宅した。
by qzr02421 | 2011-04-04 14:37 | 劇,映画その他