人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

てけれっつのlぱ

地震と原発の被害があるが、被害がない地域では日常生活が営まれている。それはそれでよいと思う。あたふたして買いだめする地域もあるようだが、普通に、いままで通り生活することが被災者のためにもなると思う。被災者のために何かしたいという思いを抑えて、いまの自分の生活をしっかり営むことが日本の経済や政治にとって必要なこと
なことなのだ。

日本赤十字社も、献血にたくさんの人が来ると、必要以上な血液が出来てしまい、その血液も消費期限があるので、無駄になると言っている。あわてて行動することが一番いけないことということだ。古着を送るのが一番迷惑との話もある。善意ということは大切だが、おせっかいと親切のちがいということだろうが、難しい問題だ。ともかく国や地方公共団体の指示のしたがって行動することが一番なのだろう。思い込みで行動することを控えることも大切だ。

日常を送ることの大切さということで、本日は「てけれっつのぱ」という劇を見た。明治はじめ、維新の政治からはじかれた江戸の人々の話だ。明治維新で得をしたのはだれだろうか。明治政府の中心となった薩長ということだろが、薩長の間の対立もあったのだろう。薩摩の下級武士に囲われた御家人の妻(夫は戊辰戦争で死んだのだ)が主人公だ。

御家人の妻が北海道の小樽で自分が生きるということはどのようなことかを知り、今までのしがらみを捨て、生きていこうと決意するという話だ。「てけれっつのぱ」とは落語死神に出てくる呪文ということは忘れていた。死神は好き落語だったのに、失念していたのだ。庶民がその呪文を唱えることにより、頑張って生きていこうという気持ちになるということなのだ。呪文でやる気がでるならそれはそれでよいことだと思う。
by qzr02421 | 2011-03-17 19:10 | 劇,映画その他