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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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歴史は不連続なのか

名古屋市長選と愛知県知事選そして市議会リコールのトリプル選挙があった。結果は新聞やテレビなどのマスコミが報じているように、河村さん、大村さんの圧勝、リコールの成立というものだった。河村さんのいう、議員はボランティアで職業にしてはいけないというのは、地方自治の本質をついているような気がするのだが、減税で福祉は充実というのはよく分からない。

地方自治の本質は、自分たちの地域は自分たち守るということだ、生命と財産を守るというアメリカ的な自治の精神だろう。ボランティア議員で、政党なの団体ではなく、市民のために動くというのは理想ではあるのだが、市民にもいろいろな要望があるので、要望のバランスをとるのは難しいことなのだ。誰しも、自分の要望を実現したいと思うものだ。

地方のことは地方でというのは当たり前のことだが、財源が問題にはなる。お金がなければなにもできない。お金というのは税金なのだ。地方で集めた税金を地方で使うというのは当然だろう。使うときに順番をつけて実施するのだが、そこに利権や八百長が存在するのだ。談合、八百長のようなもの、声の大きい人の意見などによって政策が変化するのだ。理想は理想だが、実行するとなると、簡単ではないのだ。

しかし、今回の選挙は河村・大村さんの圧勝ということは、市民・県民はそのような変化を望んだということだ。望んだとおりの政治のなるかどうかは、よくわからない。耳障りのよい(表現が変だろうか)政策を言う政治家は信用できないというのは、歴史的事実のような気がする。理想を語って上手くいった歴史はあまりないように思う。減税の企業誘致という側面もあるので、期待するような改革になるのかどうか疑問があるが、それは歴史が証明してくれることだろう。敗北した石田さんもそのようなことを言っていた。今回の名古屋・愛知の選挙が歴史の転換点になるかもしれないといった人がいたが、それはその通りだと思う。
by qzr02421 | 2011-02-08 15:51 | 日常