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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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東京の展示はすごい!

東京で「東大寺大仏」展を見ることはないかと思ったが、国立西洋美術館で開催している「ブリューゲル」展とどっちを見るのか迷って、結局「東大寺大仏」展を見ることにした。奈良国立博物館では無造作に展示されている作品が、東京で展示されると、素晴らしく輝いて見えた。東大寺の題字を書いた額があるのだが、その額は、博物館ではすすけて見えたが、ライトアップされて、その隅々までよく見ることがきた。展示の仕方によってこれほど印象が分かるのかということ実感した。

東京の見栄展示という手法のような気がした。展示においては見栄えということは重要な要素なのだろう。ひとつの部屋にところ狭しと展示するのではなく、数点の展示にして豪華さを演出することを学んだ。生き方も同じだろう。せかせか行動するのではなく、ひとつひとつを輝くことを念頭において、演じるように生きるということを考えてもよいのかもしれない。

この東京国立博物館での展示の必見なのが「国宝六角燈篭」だ。大仏殿前にあるのはレプリカなので、本もの機会はそうあることではないのだ。奈良時代に作られ、何度が修復をいて現在まで残っている六角燈篭なのだ。日曜日の午後だったが、結構人手はあったが、それでも、六角燈篭をゆっくり見ることができた。このほか正倉院御物も展示されている。正倉院展で見たような御物を東京でみることができるとは思わなかった。

良弁僧正像、アフロヘアーのような如来様、如来になる前に長い間瞑想したので髪の毛が伸びたという時間をあらわすためのアフロのようになっているのだ。大仏をヴァーチャルに見る、巨大スクリーンのCGも圧巻だ。いつもならで見ることができる誕生釈迦仏立像も輝いて見えた。本当の場所が変わり、展示方法が変わると、印象が変わるというのがすごいことなのだ。
by qzr02421 | 2010-12-06 17:20 | 劇,映画その他