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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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愛にはエネルギーが必要だ

ダスティン・ホフマンを初めて見たのは映画「卒業」だったろうか。青年が成長する過程で年上の女性と関係を持ち、さらにはその女性の娘を好きになる。もちろん、最後の花嫁を略奪するシーン、そしてバスの後部座席で微笑むダスティン・ホフマンというのを記憶している。人間の記憶は、そのままの形で残るわけではないから、何か違うエピソードの置き換わっているので、細部は違っていることが多いが・・・

その略奪して娘とその後どうなったのかは興味あることだ。愛は盛り上がることはあるが、持続するかどうかは分からない。持続する努力がお互いに必要だ。愛にはエネルギーがいるのだから、エネルギーを注ぐことが大切だ。エネルギーが何かはそのカップルに寄ってい違うのだろう。

前回紹介した映画「新しい人生のはじめかた」はその後を描いた映画にも思える。その妻(略奪した妻)と一人娘ができ、結局はその結婚は破局し、この映画の中でダスティン・ホフマンは、離婚の原因を平凡な家庭を築くことができなかった、それは自分の性格によるのかもしれないというようなセリフをいっているように感じた。(映画の細部のセリフまで覚えていないので、違っているかもしれない)

ダスティン・ホフマンは娘の結婚の前の晩のパーティーに白いジャケット(背広か?)を着ていくのだが、買ったばかりなのか、タグ(服から引き離すと液体がでるもの)が袖のついていて、それを気にして引っぱろうとしてあきらめるというシーンがある。そこからも何か、その場にあった行動がとれない人物という印象を出そうとしているように感じた。それでも、彼のことを理解できると思われる女性とめぐりあうことができるのだ。出会いは、ちょっとしたきっかけで生まれるということかもしれないし、そのような出会いはありえないということかもしれない。映画「卒業」後という映画という見方も面白いと思う。
by qzr02421 | 2010-02-10 16:46 | 劇,映画その他