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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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性格や悩みを言い当てられたと思わせ・・・

占い師になるためにはコールドリーディングという技術を用いるそうだ。この技術を持っていると過去から現在そして未来を読むことができるような人間に思わせることができる。もっとも、本当に予知や予言ができる人間はいないだろう。いるだろうか?世の中の評論家などはたまに当る予言のようなものはしているようだ。

予言は、強気の予言(景気はよくなるなど)傾向の人は、強気の予想が好みの支持者を得、弱気の予言(このあとさらに景気は悪くなるなど)傾向の人、悪くなるだろうと思う予想好みの人が支持するだろう。景気は循環しているのだから、どちらの予言も当ったように見えるだろう。

飯田泰之著『ダメな議論』には、コールリーディング技法は「性格や悩みを言い当てられたと思わせ」「相談者の過去・現在・未来を透視できるかのような印象を与える」ものと定義している。5つのステップがあり、まず第一ステップは「相手とラポールを築く」というものだ。ラポールとは「共感」、「何となく気が合う」、「何となく肌があう」などという意味だろう。相手の心に寄り添う技術だ。相手の言っていることに反論をせず、悩みを持ち、相談する人の心に共感するということだ。

第二ステップはさらに信頼を高める技法だ。これをストックスピールつまる誰にでも当てはまる問いかけの連発をすることだ。これで相手の悩みを探るのだ。例えは「職場(学校)なでで本当の自分の実力を理解してもらえずに不満に思っていますね?」「重要なミスを犯したとき、最後に最後には誰かに助けてもらって事なきを得た経験がありかせんか?」イエスでも(イエスの人が多いだろうが)、ノーでも疑問系(?)で聞いているので、誰でも当っているように感じるだろう。第3・4ステップの技法がサトルネガティブとサトルクエスチョンという技法だ。前者が微妙な否定形、後者が微妙な質問という意味だ。
by qzr02421 | 2009-10-17 15:53 |