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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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性を題材にしているため・・・

劇団四季の「春のめざめ」を見た。思春期の男女が性に目覚めるという話だ。舞台にいる人が、突然上着の内ポケットからマイクを取り出し、歌い始めるのは感動的だ。歌も実に、状況にあっている。原作はドイツの劇作家ヴェデキントで、ブロードウェイでも絶賛をあびた作品だ。

それでも9月初めには終了するようだ。性を題材にしているため、子供づれで見ることができないためだろうか。ライオンキングとはだいぶちがうのだ。若い俳優が力いっぱい演技をしている姿を見るのは気持ちがよい。

近代の初めの男女はこのように性を理解し、このような不幸なことがあったのだろうということが分かる。現代の男女ならこのような、不幸な状況にはならないと思う。主人公の誰が主人公か分からないが)メルヒオールと少女ベンドラは惹かれあい、関係を持ってしまう。ベンドラはそのことで妊娠をする。中絶をしたため・・・

学校から追放される男子生徒もいる。かれは性に目覚め、学業に手が付かず、成績が悪くなり、学校の名誉のために退学となる、そして彼が選んだ将来は・・・男性と男性が愛しあうというシーンもあり、ハッピーエンドとはいえない結末だ。隣の女性は涙していた。若い(どれくらいが若いかよく分からないが)人が見たら、それなりに感動する作品だと思う。年配の人は、若いとき、そんなこともあったねと、懐かしく見ることが出来るかもしれない。
by qzr02421 | 2009-08-27 16:50 | 劇,映画その他