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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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なんともいえない風情を感じた

東京国立博物館で「伊勢神宮と神々の美術」展を開催しているが、同じ期間で「染付」展を開催している。別々に見るとそれぞれ1400円と1000円という費用が発生するが、両方見ることが出来る券が存在していて、両方でなんと1600円なのだ。平成館を半分にして展示している。普通は両方使用して展示するのだから、展示物が少ないので、半分にしたのだろか。

染付というのは白磁の素地にコバルトを含んだ顔料を用いて筆で文様を描く技法のことだ。透明釉をかけて焼成すると、その文様が鮮やかな藍色に発色するのだ。その青に風情を感じる。中国では青花といい、欧米ではブルーアンドホワイトというのだ。日本で染付というのは、この青がきものの藍染を思い出されるので、染付というようになったようだ。

染付、中国では青花は中国の元の時代後期に、その技法と様式が完成され、明時代には宮中で使われるようになった。この染付の技術はベトナムや韓国(朝鮮)にも伝播していった。ベトナムや朝鮮の染付が展示されているが、この作品が曽野地域のものらしい雰囲気をはなっているのが、すばらしいと感じた。

元の時代、明や清の時代、ベトナム、朝鮮などの染付(青花)が展示されている。入ったところにある元の時代の作品は、なんともいえない風情を感じた。展示の最後のほうの、コレクションを展示した部屋の作品にも圧倒される。こちらの展示は年配の女性が多いのが特徴だ。伊勢神宮は若い女性、染付展には年配の女性、ともに女性が多いのが特徴だ。
by qzr02421 | 2009-08-25 20:39 | 劇,映画その他