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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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店の名は「雪あかり」だ

「アイヌ総合センター」はアイヌ民族の歴史認識を深めることや文化の伝承・保存の促進を図ることなどを目的に設置されたものだ。北海道はアイヌのもので、その地を倭人が移民してきたのだ。アメリカがインディアン(原住アメリカ人)にしたと同じことしたのだ。この北海道で植民地の支配の仕方を学び、台湾や朝鮮に応用したようだ。北海道支配は明治日本の帝国主義の始まりといっていいような気がした。

ここをさらに西に行くと三岸好太郎美術館がある。31歳でこの世を去る夭折の画家だ。道化シリーズが印象的だ。おばけのマールも楽しい作品だ。その楽しさと裏腹に結構エロ男爵だったようだ。妻の節子さんの苦労をしたようだ。好太郎が死んだとき、節子さんは「これで私は生きられる」と言った話は有名だ。この美術館は子どもが楽しめるスペースがあり、子どもが多かったというより、私以外は全部子どもだった。

ここをさらに西に行くと北海道立近代美術館がる。今回は特別展「聖地チベット、ポタラ宮と天空の至宝」展が開催されている。チベット仏教は日本には入ってこなかったインド後期密教を学んだ。いわゆる夫婦の合一によって悟りを拓くというものだ。この地の人々は礼拝や巡礼で五体投地礼を繰り返す。五体投地礼といえば日本では東大寺二月堂のお水取りを思い出す。結構チベットの仏教を理解するにはよい展示だった。

ここから午後の全大会の会場である札幌市教育文化会館に行く。このあたりは食べ物屋がない。ラーメン屋を見つけ、札幌ラーメンを食べる、麺が固かった、こんなものか、スープはコッテリしていた、スープが美味しかった。店の名は「雪あかり」だ。文化会館の前に「札幌市資料館(無料)」がある。旧札幌控訴院だ。古い建物が素敵だった。この建物の中に「おおば比呂司記念室」がある。結構なつかしい絵があり、楽しかった。
by qzr02421 | 2009-08-10 15:04 | 旅行