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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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かつて「にっぽん」に統一しようと提案したが・・・

生徒の質問が本質的な質問が多い。教員が当たり前と思っていることを質問されると事が多い。その素朴な質問が、未来を変えることがあると思っている。ところで、よく質問されることで、「にほん」か「ニッポン」かという質問がある。日本という漢字をどのように読むのが正しいのかということだ。

漢字の読みというのは、慣例で決まっていることが多いし、中国では中国風の発音をするだろうし、広東や北京などでも、本当は発音が違っているということだ。ということはどの発音が正しいかということは存在しないのが現実だ。つまり、どのように読んでも、本当はよいということなのだ。

ところで、日本の発音だが、内閣府によると、「日本」の読み方は、戦前の1934年に当時の文部省国語調査会が「にっぽん」に統一しようと提案したが、法律などで決定するには至らなかったというのが現実のようだ。

ということで、政府は30日の閣議で、「日本」を「にっぽん」と読むか「にほん」と読むべきかについて、「いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はない」とする答弁書を決定したということだ。なんだか場当たり的な回答のようだ。どっちでもよいとは思うが、このようなことこそ、どちらかに決定すればよい問題のようにも思う。どのように読むのか決まらないというのは、麻生内閣の支持率が下がっているということだろう。世界第二位の経済大国も、発展途上国から見ると、この世の栄華を楽しんでいるとしか見ることが出来ないということだ。
by qzr02421 | 2009-07-03 14:54 | 日常