本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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縄文人はダイエット食品を食べていた?

また、『古代日本はどう誕生したのか』(豊田有恒著)の話しだが、豊田さんはモースについて、アメリカでは抵抗のある進化論を日本で講義し、その説を日本人は抵抗もなく受容し、日本人の思考の柔軟性を指摘している。また、モースの同僚のアメリカ人のサイル教授は、モースが禁断の進化論を教えているので、モースのことをクレイジーと評しとも記している。別の日本人の思考が柔軟だから進化論を受容したのではないように思う。キリスト教と仏教の違いではないのだろうか。

縄文人について、つい最近まで、劣った原始人というイメージだったが、実は豊かな生活をしていたと豊田さんは書いている。その劣った原始人という説の根拠として、人類は原始時代から共産主義へ進化するというマルクス主義の仮説を取り上げている。人間の生活が進化しているという説を否定するのはそうかもしれない。平安時代は、鎌倉時代を迎えるために存在するわけではない。その時代にはその時代の特徴があるというのは当然だ。

縄文時代が1万年以上あるということは、それなりの生活を縄文人がしていたという説が今は有力なのだろうか。縄文人の骨には飢餓線が残っている例があるが、三内丸山遺跡のように1500年続いただろう遺跡も存在するのだから、気候が縄文人にとって適していれば、豊か生活をしていたと言ってもよいように思う。

豊田さんが書いていることで面白いのは、縄文人の食生活だ。狩の獲物つまり猪、鹿、ウサギなどが重要だが、縄文人は堅果類や根菜類が重要な食料とし、また魚も多く食していたとし、DHA、EPAなど不飽和脂肪酸をとっていたというのだ。また現代人ほど塩を摂取していないだとも書いている。つまりメタボは縄文人には無縁ということを言いたいのだろう。虫歯がないのは当然だろうが、長生きということはないのだろう。私たちは縄文人のような食生活を心がけたらよいという教訓にはなるとは思う。
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by qzr02421 | 2009-03-18 13:43 | 歴史