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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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人生の楽しさを教えてくれる

ベンジャミン・バトン、年を取って生まれ、若返っていくというストーリーだ。このストーリーは、それなりに面白いが、ちょっと無理があるストーリーのような気がする。老人で生まれるというが、どのようにお母さんから出てくるのか?母体は大丈夫なのか。映画では母親は死ぬらしい。原作では、死ぬということはかかれていないように思う。

生まれた子どもがおじいさんなら、それはビックリするだろう。しかし、どうしてもこの話の出発点が理解できない、出発点が理解できないので、終着点も理解できない、赤ちゃんに戻るというが、その後はどうなるのか?精子の戻るのか?話題作だが、イメージがわかないのだ。原作と映画は微妙に違うらしい。映画を見ていないのでよくはわからない。

このベンジャミン・バトンで作者の言いたいことは、年をとって見える人が子どもで、子どものように見える人が大人というギャップではないだろうか。ベンジャミンは、老人という子どものとき、小学校に入るのだろうが、それは変な状況のなるだろう。老人が小学校にいれば違和感があるだろう。また、結婚しても、自分は若くなるが、妻は老人なり、妻との子どもも老人になるだろう。妻や子どもから見れば、このベンジャミンはどのように扱えばよいのか。子どものような人がおじいちゃんなどということは誰も信じないだろう。このギャップが面白いのだろう。

ありえないことがおこるのが、この話のおもしろさだろう。老人の小学生、これは教室のいるとはできないだろう。大変な状況を映画化したのだ。原作は華麗なるギャッビーのF・スコット・フィッツジェラルドなのだ、短編を映画化したのだが、この作品を映画化しようとした人に驚きを感じる。ありえない話なのだから。

しかし、人生の楽しさを教えてくれる話だ。どのような境遇でも、そのときをそれなりに楽しんで生きることの大切さを教えてくれるような気がする。でも、自分が年が若くなっていくのに対して、自分の子どもが老人のなるのを見るのはどのような気分なのだろうか。映画を見ないで、原作だけで書いているので、映画が気になる。映画を見たいものだ。
by qzr02421 | 2009-03-16 09:26 |