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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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縄文人は「食人」の習慣があった?

『日本史へのいざない』(松本一夫著、岩田書店)に次のような問があった。現代日本人の歯の噛み合わせは、した歯が上の歯より前にあるが、縄文人上下がきちんとかち合っていたが、それはなぜかというものだ。答えは、煮炊きが発達し、硬いものを食べる習慣がなくなり、下あごが退化したためだ。縄文人以前は虫歯がないというのも有名な話だ。ハンバーグなど柔らかい食べ物ばかり食べるのよくないということだろう。

私は犬などは飼っていないが、動物も柔らかいモノばかり食べていると、虫歯になるのだろうか。次の問は先史時代のゴミ捨て場は貝塚というけれど、その名称から、その時代の人々の主食は貝のように思うが、実は違っているということだ。では縄文人は何をどれくらい食べていたのだろうかだ。これは福井県鳥浜貝塚の調査だそうだ。

カロリーベースで貝は17%で、あとはそれぞれ43%、23%、17%の摂取量だというのだが、何を縄文人は食べていたのだろうか。多い順に、木の実類(クルミ、クリ、ドングリ、ヒシなど)次に、魚、最後は獣類ということだ。カロリーベースでは半分は木の実ということなのだ。案外ヘルシーな食生活だったよいだ。

しかし貝は木の実にはない利点があるそうだ。それは季節に関係なく、取れるというのが答えなのだが、貝は年中取れるらしい、本当だろうか?縄文人は「食人」の習慣があったと言われている。しかし空腹だから食べたのではないようだ。ではなぜ食べたのだろうか。
by qzr02421 | 2009-01-22 15:03 | 歴史