人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

心が乾いているのかもしれないよね

 嫁と姑という関係は難しいものだろう。男の私には分からないものがあるのかもしれない。結婚する男性の母が怪我をしたので、その母の世話をするために能登を訪れた女性の話だ。訪れる女性が田中美里で、迎える女性が泉ピン子だ。

「能登の花嫁」という映画の話だ。訪れると、まず、魚を三枚におろすという試練が待っていた。当然、嫁になる田中美里は、魚がおろせず、魚が跳ねるのにビックリするという設定だ。なかなか嫁と姑とが仲良くならない。それぞれが仲良くなろうとする努力がせつない。それでも様々の試練を乗り越えて、嫁と姑の距離は接近していくのだ。

嫁役の田中美里がキャリアウーマン(派遣という設定だが)で、母役の泉ピン子に反論するところが面白い。また、町の人の反対を押し切って、お祭りを成功させる努力もキャリアウーマンらしい。人には優しき接すること大切だということを実感させる映画だ。

田舎で年老いていく人の寂しさと、都会で暮らすその子という関係の切なさも分かる映画だ。能登の自然もよい。海がきれいだ。能登の人の人情もよい。話はとくにたいしたことがないが、日本人の人を思いやる気持ちがよく分かる映画だ。見ると感動するかもしれない。感動しなければ、心が乾いているのかもしれないよね。
by qzr02421 | 2008-10-04 21:39 | 劇,映画その他