人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ねぇ、もしお前が僕を見捨てないなら・・・

ポスターと版画の違いはどこにあるのでしょかという問だが、この冊子では、「ポスターは基本的に何らかの情報を伝えるために製作される印刷物ですので、純粋な芸術作品として製作される版画とちがって、ほとんどの場合に、画面のなかに文字が現われます」とある。

つまり、「文字」あるなしということらしい。ここの展示は中村宏と夢野久作だ。中村宏というのは「ルポルタージュ絵画」運動の中心としてい活躍している前衛画家だ。また夢野久作は怪奇と幻想の探偵小説「ドクラ・マグラ」の作家だ。夢野のおどろおどろしい、作品は個人的に好きだ。

赤瀬川源平の千円冊を印刷した作品がよい、お札を印刷し芸術にする?偽札に印刷と同じと理解され、彼は有罪判決を受けた。その有罪判決を受けた証拠物件として、その作品が展示されている。作品にはその押収物件という札がはってある、生々しいものだ。

2階では「めっけ鳥」の挿絵が展示されている。物語も書かれていて、私より前にいた女性が、その物語をじ~と読んでいた。『「ねぇ、もしお前が僕を見捨てないなら、僕だってお前を見捨てたりしないよ」すると、めっけ鳥は言いました。「いつまでたっても、そんなこと、ありっこないよ」』でという有名なフレーズの話だ。
by qzr02421 | 2008-08-31 08:07 | 劇,映画その他