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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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ダリウス大王の真似をしてもオリエント世界を統一することは出来ない

『本能寺の真相』を読む。姉小路という人の作品だ。信長の本能寺の変は、光秀と家康と秀吉の三人の陰謀という説だ。その担保は天皇という。光秀は家康暗殺を信長から命令されていたが、裏切って信長を討ったということだ。光秀は比叡山で隠居し、光秀の子らが、家康の勢力の中に入っていったということだ。珍説だ。

それを史料を利用して論証していることがすごいことだ。史料を読み込めば、色々な説は論証できるとうことだ。たいしたものだ。でも、何か違和感を感じる。

歴史は失敗からしか学べない。成功は成功した人のパワーがあるはずだ。マネをする人にはそのパワーがないのだ。ダリウス大王の真似をしてもオリエント世界を統一することは出来ないのだ。しかし、失敗はパワーがないときに起こるはずだ。だから失敗談を学べば失敗を防ぐことが出来るかもしれない。可能性は大きいはずだ。

自然体がよいのだ。妙に成功しよう,受けようという感じが良くない。歴史を流れで理解しようという方針を再確認することから始めよう。難しいことではなく、基本を押さえた世界史というものを目標にしよう。
by qzr02421 | 2008-06-29 20:06 | 歴史