人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

新しい人類が出現するという可能性

ネアンデルタール人とクロマニョン人の混血の骨が昨年、発掘された。混血ができるということは種が同じということだ。しかし、混血したものは絶滅したようだ。この混血は上手くいかなかったのだろう。混血というのは存在するのか?縄文人と弥生人の混血はあるのだろうか?

ネアンデルタール人たちは旧人と言われている。骨太でたくましい筋肉質の体で、大きな顔だった。特に鼻とあごが目立って大きい。大きな口のなかには旧式の大きな歯があった。寒冷地に適応した特徴をもち、手足の短い、肩幅の広い、がっちりした体形だった。

ネアンデルタール人が現代によみがえって、身だしなみを調えて、きちんとスーツを着れば、ニューヨークの地下鉄の中にいても異質な感じはないだろうと言われている。ネアンデルタール人の肌の色などは不明であるが・・・

彼らは短命であったらしい。その代わり、大人になるのは早かったようだ。かなり早い成長を示す子供の骨がいくつか発見されている。彼らの子供達は早熟傾向であったようだ。 
 
ネアンデルタール人はどのように絶滅したか?ホモ・サピエンス・サピエンス(クロマニョン人)たちによって滅ぼされたという説が有力だ。クロマニョン人がヨーロッパの地に進出すると、両者が対立した結果、競争力のないネアンデルタール人たちは山岳部や極寒地方に追いやられ、ついには絶滅したという説だ。

しかし、偶発的な性交渉によって、クロマニョン人の集団の中に、混血のネアンデルタール人の子供が紛れ込んだと仮定しよう。それは、母子家庭だろう。子供は食欲旺盛で短期間に成長し、早く大人になってしまう。十分な教育や訓練はできないし、集団の中で、いじめられ、集団から疎外されるだろう。

ネアンデルタール人の集団の中に、クロマニョン人の子供がいても、遅い成長と不十分な体格のため、体力的に取り残されてしまうだろう。頭のよいが、体力的に劣るので生き延びることは難しかっただろう。 

結論は混血によって新しい人類が出現するという可能性は少ないということだ。縄文人を駆逐して、弥生人の世界が出現したということだろう。
by qzr02421 | 2008-06-28 19:14 | 歴史