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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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戦争の実体とは何か?

『城山三郎の昭和』を読む。彼は言っている。「軍隊は天皇を神とはおもっていなかったらしい。」なぜなら、神ならば戦わなくても、勝つのだそうだ。天皇が神ではないので、軍人が戦うのだという。なんか分かったようで分からない論理のように思う。神風を信じていたのは庶民だけだというのか。ひどい話のような気もする。

教育の重要性が分かる話だ。教育によって、国民は育成されるということだ。私の父は、戦争は神風が吹いて、日本は勝つと信じていたと言っていた。父は徴兵を待たず、海軍に入ったそうだ。初年兵というのか?広島の呉に配属されたそうだ。そこで敗戦を迎えたということだ。昭和の歴史を感じる話だ。

愛知県図書館で「語り継ごう戦争体験の記憶平成20年度平和祈念展」を開催している。「兵士の苦労」「郷土愛知では」「戦後強制抑留者の苦労」「海外からの引揚者の苦労」というテーまで展示されている。22日までだ。

戦争というものが、遠い記憶の時代になったようだ。地震の被害は毎日報道される。しかし、その被害よりさらに大きい被害・災害の時代があったことは、忘れてはならないことなのだ!
by qzr02421 | 2008-06-19 20:43 |