夫婦は理解しえないけれど・・・
2008年 06月 04日
次は、中村真一郎の『天使の生活』で夫婦の関係を考えよう。夫婦の関係は対等であるべきだ。対等とはどのような関係だろうか。夫婦の年齢差は5~6歳離れていることが多い。夫が年上ということだ。もっと離れている場合もある。もちろん逆の場合もある。この年齢差というものが重要になるように感じる。
この作品の夫婦の年齢差はわからないが、芸術家として尊重し合って理想的な関係を築こうとしている。しかし、相手のことを考えているようだ、人は自分のこと、自分の幸せを考えていることが多いのではないだろうか。この夫は相手のことといいながら自分のことしか考えていないように感じる。
妻は「あなたは何でも私の云うとおりにするように見えるけれど、本当は、結局は、私はあなたの思うとおりになってしまうのね」、「あなたの愛は、猫可愛がりだわ。本当の愛とは違うもかも知れない」と言っていることで、夫の一人よがりを示しているよう思う。
本当の愛、理想的な夫婦関係はどのようなものかは分からない。しかし、夫婦は理解しえないけれど、何かの縁で夫婦になったのだから命が続く限り一緒にいようというだけでよいのではないか。夫婦の数だけ夫婦の関係の種類はあるのかもしれない。基本は理解することができない男と女が共同生活しているという基本を知ることからスタートするしかないように思う。
この作品の夫婦の年齢差はわからないが、芸術家として尊重し合って理想的な関係を築こうとしている。しかし、相手のことを考えているようだ、人は自分のこと、自分の幸せを考えていることが多いのではないだろうか。この夫は相手のことといいながら自分のことしか考えていないように感じる。
妻は「あなたは何でも私の云うとおりにするように見えるけれど、本当は、結局は、私はあなたの思うとおりになってしまうのね」、「あなたの愛は、猫可愛がりだわ。本当の愛とは違うもかも知れない」と言っていることで、夫の一人よがりを示しているよう思う。
本当の愛、理想的な夫婦関係はどのようなものかは分からない。しかし、夫婦は理解しえないけれど、何かの縁で夫婦になったのだから命が続く限り一緒にいようというだけでよいのではないか。夫婦の数だけ夫婦の関係の種類はあるのかもしれない。基本は理解することができない男と女が共同生活しているという基本を知ることからスタートするしかないように思う。
by qzr02421
| 2008-06-04 07:30
| 本