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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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「人が右を見たら、必ず左を見た」という人生観

吉村作治氏の公開授業の話を続ける。人は生きていくためには宗教は必要だ。宗教とは教えを宗(むね)とするという意味で、その教えとは「生きることに悲観することはない」ということだ。

 そこでエジプトの話に入る。エジプト人は「肉体は滅びるが、精神(魂といってもよい)は滅びることはない。死とは肉体と精神(魂)が分離するだけだ。」と信じた。(宗教というには信じることだよね。信じられないから無宗教になるんだ。現代人の不幸は、信じるものがなくなったことだろう。どうして神は死んでしまったのか?)

 あの世に行くことができる条件がある。その条件は42個ある。その42という数字はエジプトのノモス(都市?地域国家?ポリスのようなもの?)の数と同じで、各ポリスが一つずつ持ち寄って、その条件としたというのだ。

 ところで、バーチャルとサイバーの違いだ。バーチャルというには擬似真実である。このバーチャルに発想・価値観がはいると、サイバーになるというのだ。(どうしても、このサイバーという単語は違和感がある。悪いイメージを感じるのはどうしただろうか?)

 吉村氏は自分の人生観も語った。
「私は今まで人の意見を聞かずに生きてきた」(確かにそのように生きているように感じる。うらやましいかぎりだ。人の意見を聞いていいことがないというのは、ある意味真実かもしれない。)

「人が右を見たら、必ず左を見た」(これは真似すべきことだと思う。人が行く裏の道のこそ宝物があるということだろう。人と同じことをしていてはダメなのだ。)
「せっかくの人生だ、自分のやりたいことをして、やりたいように生きるべきだし、私はそうやって生きてきた」(人の意見をいかずに、一度しかない人生を、自分が納得できるよ
 うに生きていくということだろう。早稲田大学でいろいろな提案をしたが、受け入れられなかったとも言っていた。『ユニークな提案ですね』で終わりだそうだ。)
  
「誰もが欲しいデータだが、それを研究する時間がないようなテーマ。その研究は誰でも知っていて、平凡なもの、。そういうテーマを研究して論文を書けば、世界中の人が、その論文を使ってくれる。研究と言うのは、最先端のテーマは誰も理解できないので、誰も使わない。凡庸なテーマに注目すべきだ」(これは素晴らしい意見だ。これこそが論文の極意だろう。誰でも知っているところで、新しい発見をするということが重要なことだ)
by qzr02421 | 2008-03-30 07:21 | 劇,映画その他