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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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谷川俊太郎と推敲

 谷川俊太郎さんのコンサートにだいぶ前(11月24日)にいった。「谷川俊太郎と小室等と谷川健作のよる、やさしさの定義」という題名だ。やさしさとは生命を生むものだという。小室等の歌もよかったし、俊太郎の子どもの健作さんのピアノもよかった。

となりのカップルは「この程度のピアノを弾く人は結構いるよね」なんて話をしていたが、私は満足した。ところで、ベトナム戦争のとき俊太郎さんは「死んだ男の残したものは」を作詞した。時代がかわって、湾岸戦争のとき「しっこ」という詩をつくった。時代がちがうので皮肉のある詩ができたと言っていた。また「鉄腕アトム」が俊太郎の詩とは知らなかった。印税ではなく当時50万で売ったそうだ。小室等は歌でことばと自由というものの大切さを述べた。

 谷川俊太郎さんは、詩の創作のスランプがなく、困ったことがないのだという。泉のように言葉が湧き出すという。しかす推敲をすごく繰り返すのだそうだ。この繰り返すということが、素晴らしい詩を生むのだろう。「泉のように」というのはすごいことだ。私の文章は推敲がたりないと思う。しかし、性格的に書いた文章をもう一度読むのは・・・皆さんは書いた文書をもう一度読みますか?ワードで作成して、コピーして投稿しているのだが、テホオハが、キーを打つ時の間違いで、変なところがある。分かっているのだが・・・

ところで次のような逸話を聞いたことがある。だいぶ前に聞いた話だから、違っているところがあるかもしれない。彼が詩人になろうとして、父の哲学者である谷川徹三に「大学は行かないで、詩人になりたい」と言ったら、父は「では詩を見せてみなさい」と、詩「二千億光年の孤独」を見せた。その詩を読んで、父は「詩人になりなさい」と言ったとか。聞いたことありますか?どこかちがっていますか?
by qzr02421 | 2008-03-11 13:10 |