本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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談志の人生はどのようなjものだったのか

立川談志の『人生、成り行きー談志一代記』を読んだ。立川さんの生き様が分かる本だった。高校を中退して落語家になろうとし、小さんに入門したが、入門したとたん後悔をしたという。落語家になって「しまった」と思ったというのだ。その理由は落語家の世界が理不尽な世界だったからだという。つまり世間の常識が通じないのだ。落語家の世界は裏ばっかりの世界で面食らったからという。

世間は「正しく生きなさい」とか「人には親切に」という価値観があるのだが。それが落語家の世界は逆転しているという。「八時の来なさい」といって八時に行くと「なぜ七時半にこないのか」と怒られるのだ。何か言おうとすると「言い訳をする前にまず謝れ」といわれ、謝ると「謝るならなぜそんなことをしなのだ」と怒られるのだ。

談志の妻は変わった人だという。彼も変わったいるのだから変わった夫婦ということでもある。彼の妻の言ったことがメモされている。「談志の十八番の野ざらしをあざらしが出てくる話だった思っていた」「競馬の八百長事件を知って馬がどうして八百長できるのと聞いたという、談志は旗手がやると答えたという」「私はペットなの、でもいいペットでしょ、トイレも自分で行けるし、ラーメンも自分で作れるし」ということだ。

この本の最後は談志と志の輔の対談で終わっている。志の輔は「師匠を見ていると凄いなと思うことは高座で言っていることとプライベートの時に仰ることや行動に違いがない、つまりブレないことで、それが素敵だし凄いことだと」思うと言っている。高座と私生活の一致、人生と落語の一致をしている。「一致できない芸人はニセモノだ」というのだ。談志は「落語の登場人物のように生きている」ということなのだ。それはすさまじいことだとは思った。談志は「おれが偉いのは正直なところ」だといっているのだが、それが彼の人生というなのだろう。55年体制について談志は「多勢にあぐらに自民党、何でも反対社会党、力の足りない民社党、みんなロボット公明党、日本にゃ向かない共産党」と言ったそうだ。そうすると石原慎太郎が、「あるかないのか社民連」を付け加えろといったということだ。よくできた話だと思った。
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by qzr02421 | 2013-02-08 21:36 |