本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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自然にはかなわない

3月に入り暖かい日と寒い日が交互に訪れるようになった。いわゆる三寒四温という季節だ。今年の冬は寒かったらしく、雪も多いようだ。上越市の雪崩というか雪と土砂といえばよいのか、大変な状況だ。雪と泥の塊が押しよせてくるという状況だ。自然に比べれば人間ができることはたいしたことがないということに気づく。上越市の場合は土の壁を作ろうとしているようだが、上手くいくことを祈るしかない。

日本は自然災害が多い列島のようだ。地震も多いし雨も多い。このような自然状況が厳しいところとそうでないところでは歴史も変わるはずだ。イタリアは雨が少ないはずだ、地中海性の気候だからだが、そのイタリアの車を日本に輸入しても、雨が多い日本では上手く適応できないのは当然だろう。雨が少ないとすれば車が雨対策をしているわけがない。そのようなイタリアの車を日本のような雨が多いところで走らせれば、きっと雨漏りするに違いない。

自然をあまり重要視しない傾向が学問にはある。歴史でも自然状況を加味するということを歴史学者は嫌う傾向がある。人間の努力で自然を克服できるという思いがあるようだ。それはヨーロッパのような自然がやさしいところで育った歴史学なのだろう。日本のような自然が厳しいところでは適用できる考えではないはずだ。日本は地震や水害が多いのだ。そのことを考えない歴史では意味がないと思う。

日本において成長している時代は自然災害が少ない時代なのだろう。高度成長期には災害が少なかった、もしくは自然を克服できるような状況の時代だったのだ。昨年の3・11以降は自然を考慮しないといけない時代の入ったような気がする。近代文明は地震であっという間に崩壊するはずだ。崩壊する時代の入ったということかもしれない。富士山も噴火も心配されている。自然に人間は勝つことができないというのが日本人の素直な感情なのだろう。それが無常観ということなのだ。
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by qzr02421 | 2012-03-16 18:54 | 日常