本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

すぐ忘れてしまうのだ

人の話は聞いた瞬間に半分が消えるそうだ。確かに一生懸命聞いていてもほとんど記憶に残らないものだ。聞いた瞬間半分消えるのだが、それは一生懸命聞いていてもさらに半分しか残らないらしい。集中していなければほとんど記憶に残らないということでもある。岡本太郎は聞いた話を自分のものとしないとその話を利用しなかったそうだ。聞いて自分のものとしたものは自分の説として人の話のだそうだ。だから岡本太郎は引用というような話し方をしなかったのだ。人から聞いた話を自分のものにしてから話したということだ。

集中していても、その集中が途切れほかごとを考えることがあるそうで、更に半分になり、その半分のなかで理解できるのが半分ということだ。理解できたものもさらに半分しか記憶には残らないという。つまり人の話を聞いて記憶の残るのは36分の1ということになる。新聞を読んだりテレビを見たりしても、その内容の36分の1程度しか記憶に残っていないということだ。

36分の1しか記憶の残らないと考えるのか、36分の1も記憶の残ると考えるのかという問題もある。あるいは記憶の残った36分に1とはどのような内容か、どのようにしたら記憶の残るのかという問題もある。おそらく自分が疑問として持っていたものや自分の考えを補強するような内容は記憶されるのではないだろうか。記憶を保つには何回もその内容の触れる必要があることはわかっているのだが、興味がある内容が記憶されると思う。問いを持つことと世の中に興味を持つことが記憶力強化につながることなのだ。

昔のことは結構覚えているがのだが、最近のことは記憶に残らないのが年をとるということだ。覚えたいことはメモするしかないのだろう。「博士が愛した数式」という小説がある。90分しか記憶が持たない数学者の話だ。その博士は記憶をとどめるために自分の服のメモを貼り付けている。究極的の記憶を保持するためにはメモを自分の体に貼り付ける方法しかないということなのだ。
[PR]
by qzr02421 | 2011-12-30 20:09 | 日常