本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

TPPって分からないね?

TPP参加について野田首相は1日決断を先延ばしにした。TPPについては農業関係者は反対して工業関係者は賛成するという難しい問題だ。保護貿易か自由貿易かどちらがよいのか、その問題で起こった戦争として有名なものがアメリカの南北戦争だ。当時は弱小な工業地域の北部は保護貿易を主張した。一方ではコットンキングダムといわれ、綿花をイギリスに輸出していた南部は自由貿易を主張したのだ。南北戦争は黒人奴隷問題と考えられているのだが、実際は自由貿易か保護貿易かの戦いだったのだ。

結局北部が勝利することにより、保護貿易となったのだ。今のアメリカの政策を考えるとそういう時代があったのだという不思議な思いをする。一般には強国は自由貿易を主張し、弱小な国は保護貿易を主張するのだ。19世紀において世界の工場として君臨したイギリスは自由貿易を主張した。発展途上のドイツは保護貿易を主張したのだ。イギリスは貿易に必要性を主張する理論として「比較生産費費説」をとった。その理論を構築したのがリカードだった。保護貿易を理論化したのがドイツのリストだった。

第二次世界大戦後は、その戦争の原因つまりファシズム台頭はブロック経済にあるとした。そのため二度と悲惨な戦争がおこることを防ぐために自由経済維持を基本とする国際体制を構築しようとした。政治的には集団安全保障という体制をとったのだ。自由を主張すると弱い国は不利となる。そのためWTOのラウンド交渉は難航することとなった。自由貿易維持は大切なことではあるのだが、貿易を維持するために地域間の貿易協定も活発化した。それがFTAとかEPAというものだ。TTPもそのようものだ。

TPPに参加するかどうかは難しい問題だが、TPPに参加を期待しているのがアメリカというところが問題なのだ。戦後日本が自動車工業を興そうとしたときアメリカはアメリカの自動車を買えばよいのであって日本は自動車工業に力を入れるべきではないといったのだ。アメリカは自国の利益しか考えていないので、アメリカの言うことを聞くことは、日本の利益にならないと考えることができる。アメリカが言うことは眉に唾という姿勢が大切だと思う。
[PR]
by qzr02421 | 2011-11-10 19:42 | 日常