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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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真のボランティアとは何か

高校の授業で「ボランティア」とはもともとどのような意味かということを話した。「ボランティア」という単語をなぜ日本語の訳さないのかという問題もある。外国語で日本語の訳さないのは日本にその外国語に対応する日本語の単語がないからだという説がある。「ボランティア」という単語はもともとは「義勇兵」という意味だそうだ。自分たちのランドを自分たちが守るということだろう。

その「ボランティア」のもともとの意味からは被災した人たちが自ら自分たちの生活を立て直すということ意味していると解釈することが出来る。被災地以外からくる「ボランティア」は被災者の自立を助けるための活動をすることが求められているのではないのだろうか。テレビのニュースを見ていると、「ボランティア」が食事を作る、被災者が食べる人という感じという映像が流れる。

被災者の自立という意味では、被災者自身が自分たちの食事をつくるということが必要なのだと思う。料理をつくる被災者をたすけ、食材などを用意するのが「ボランティア」の役目だと思う。人は親切にされるとその親切に慣れてしまう。親切にされてしまうことに慣れてしまった人は親切にされないと、「ボランティア」という存在を恨むようになるのだ。

人間は自立することが一番大切なことなのだ。人間は一人では生きていくことは出来ないが、一人で生きようとすることを追求しなくてはいけないのだ。ひとりで生きようとする人を助けるのが周りの人の役目なのだ。まずは、ひとりで生きようとする人間になるような手助けが、「ボランティア」の活動で一番大切なことなのだ、ということを高校で話したら、結構共感を得られた。高校生の捨てたものではないということを実感した。
by qzr02421 | 2011-04-28 22:38 | 日常