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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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本にカバーをかけますか?

は図書館で借りたり、本屋で買ったりする。本を本屋で買うのは当たり前だ。八百屋で本は買わない。魚屋でも本は買わない。最近はネットの本屋で、ネットの中に本屋という建物があるわけではないが、ともかくネットで買うことも多い。アマゾンの1円の本を買うのも魅力的だ。値段というものが需要と供給のバランスで決まるのがアマゾンの古本ショップでは分かる。送料には250円必要だが、電車なので古本屋に行けば往復400円以上かかるから、安いのだろう。金銭感覚では電車400円が安く、送料250円が高いように感じるけれど、その感覚が変なのだろう。

本当の本屋で、ネットの本屋がニセモノみたいだが、本を買うと、「カバーはご入用ですか」と聞かれる、いつも「いりません」と答えるのだが、店員が必ず「ありがとうございます」というのだ。本にカバーをかける習慣はない。本のタイトルを見られて、それでプライバシーの侵害とは思わない。人の読んでいる本のタイトルにそれほど興味はない。

カバーをする人はどのような感覚でカバーをするのだろうか。エロ本なら風俗的だからカバーをするかもしれないが、一般書でカバーはいらない。カバーもいらないが、本を入れる袋もいらない。ごみになるだけだ。本屋で買った本を、本屋の中を袋もカバーもつけずに、持ち歩くのは、ある種の快感だ。どうだ、この本は所有権が私にあるのだということを示している。

知人がどのような本を読んでいるのかは結構気になるものだ。知っている人がどのような本を読み、どのようなことを考えているかを想像することは楽しいことだ。司馬遼太郎記念館で彼の蔵書を見ることも、彼の思考回路に中に入ったような気がして楽しいことだ。人の本箱を見るのは好きだ。自分の本箱を見られても、恥ずかしくはない。本のタイトルを隠すという習慣がないということにすぎないのだろう。
by qzr02421 | 2011-04-09 19:03 | 日常