本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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不健康ではだめなのか

昭和の初期は「健康」という言葉がキーワードだ。健康が大切というのは当たり前のことだが、健康というのはどのような状態だろうか。生きていて健康な状況がどれくらいあるのだろうか。不健康な状況が普通で、たまに健康な状態があるのが現実だろう。頭が痛かったり、便秘だったり、二日酔いだったり、腰やひざがいたいのが当たり前の状況なのだ。

自分の体の調子が悪いのが日常で、それをだましだまし生活するのが生きるということなのだ。健康志向は「いのちの序列化」を生むのだ。不健康な人は生きる資格がないといことにつながる。当時、「らい予防法」や「土人保護法」でハンセン病の患者やアイヌを差別していったのだ。健康で天皇制を守る日本人こそ生きる資格があるというのだ。

日本人は素晴らしい民族で、この日本こそ楽園だと信じていたのが当時の人々なのだ。山川菊枝さんもそのように感じたといっている。教育の効果は絶大なのだ。日本は楽園、優秀な民族と信じた日本人がはじめたのが侵略戦争なのだ。どうして戦争への道を歩んだのかという疑問がいつも頭の中にある。4つの恐慌でボロボロになった当時の日本人はどのような選択をしたらよかったのか。

カルチャースクールの講座では浜口雄幸内閣の金解禁、産業合理化、デフレ政策という内政、外交的には協調外交ということでどのような選択が日本にあったのかを読み解こうとした。昭和の初期の日本は貧しかった。その中での選択なのだ。貧しさを忘れてしまった現在の日本人には分かりにくい時代なのだ。
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by qzr02421 | 2011-02-28 13:34 | 日常