本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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どん底から何が見えるのか

カルチャースクールで20世紀を話している。結構受講生が多くなって、教室が狭いためにもうこれ以上はいることが出来ない。満員でよいのだが、歴史では「最高」「全盛期」「領土が最大」「絶好調」という言葉は没落の始まりと考えるのが一般的だ。そこで「この講座もこれが最高ですね、これからは受講生が減少するでしょう」といったら。「歴史通りにはならないともあります、考えすぎですよ」といわれた。考えすぎならよいのだが・・・

20世紀、大正から昭和に移る時代だ。1926年から昭和だ。男子普通選挙法と治安維持法が制定されたのが1925年のことだ。当時の政治家が考えたのは、大衆を信じることができるかということだった。大衆は世論によって右往左往して正しい決断ができないのではなのか。そのような大衆に選挙権を与えたよいのかと考えたようだ。だったら、政治家が正しい判断をすることができるのか問いたいものだ。

当時の体制は天皇制の維持と私有財産制の堅持を目的として治安維持法を制定したのだ。この時代のキーワードは『無産階級』というものだ。有産階級と無産階級という階級が当時の日本にはあったのだ。階級というものが存在した時代が日本にもあったのだ。無産階級は有産階級がつくる当時の日本の体制の絶望していたように思う。戦後恐慌、震災恐慌、金融恐慌そして昭和恐慌と、庶民の暮らしはどん底だったのだ。

そのどん底から見えた明るい世界が満州だったのだろう。満州は日本の生命線という言葉が生まれる。そして戦争への道を歩んでいく。疑問としては、なぜおろかな戦争への道を歩んだのかということだが、未来から過去を断罪することはできないと思う。当時の人は、最良の道として最悪の道を歩んだということに過ぎないのだ。いま私たちが洗濯しようとする道が最良とどうしていうことができるのか。
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by qzr02421 | 2011-02-22 18:58 | 日常