人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

日本は平和ボケか?

雪の2月11日、本日は建国記念の日だ。神武天皇が即位し日という神話に基づき制定された日なのだ。歴史的事実ではないとして、45年前から不承認のつどいが各地で開催されている。45年もたつと、そのいきさつも忘れ去られ、さらには何の休みかさえも問われることもなくなった。単なる三連休の一日という位置づけのようだ。なれというのは恐ろしいものだ。

その不承認のつどいがあったので参加してみた。講師は東京新聞(中日新聞の親戚の会社だ)の半田滋さんだった。その講演は「防衛融解―民主党政権でどう変わった?」というテーマで1時間、その後質疑1時間と2時間にわたり、民主党の安全保障問題を語った。国民は民主党に期待して政権交替を選んだのだが、いまは失望し、自民党と同じ、いや自民党より悪いと思っている。また税と社会福祉の一体改革という政策はわかりやすいが、安全保障の問題は目に見えにくいため変化に気づきにくいという点があると指摘した。

税金は身近な問題と受け止めることができるし、払うという痛みもある。外交問題、安全保障の問題は、尖閣列島の問題のように、怒りはあっても、まさか自衛隊を派遣するというわけにはいかないし、平和的に解決しようとすると、軟弱だという印象を与えてします。なかなか政府も対応が難しいのだろう。国民は、何をやっているのだと怒っているしかないのだ。

民主党政権になって、防衛問題が融解中というのだ。融解という単語は半田さんが命名したそうで、解けるということだろうが、わけがわからない。自民党の政策とどういう違いがあるのかということで耳を傾けてみたが、最後まで聞いても、なるほどと思いながら、それで・・・という印象を持ってしまった。目に見えにくいということはわかりにくいということでもあるようだ。
by qzr02421 | 2011-02-12 17:00 | 劇,映画その他