本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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オバマと菅さんの違い

名古屋大学特任教授、春名幹男さんの話を聞いた。特任とは、彼はジャーナリスト出身で、共同通信社の論説主幹から名古屋大学の教授となっているのでそういう名称なのだそうだ。アメリカ通でも知られている、そこで今日の講演テーマは「今アメリカはーー日本はどう関わるのか」だった。冒頭に「オバマはどういう人か、菅首相とどう違うのか」という問いを立てた。

この二人は似ているのだそうだ。どのように似ているのかというと「二人とも直前の現状にどのようの対応するのかを考えている、しかも妥協タイプ」だという。ちがいは「菅首相は展望(理想)を持っていないが、オバマはまだ、展望を持っている点」だという。具体的にはオバマはプラハで「核のない世界」を宣言したが、臨界実験は実施している。将来的に核はなくしたいが、自分が生きている時代には無理ということを知っている。現実と理想の違いをよく知っているということだ。

メディアについては「メディアはすべてを報道しているわけではない」、「見えないものを見ることが必要」と、それがメディアの対応のポイントだという。オバマは「核をなき世界」と宣言しながら、アメリカは「核を使用する作戦計画を持っている」さらにはオバマは「フットボール」と呼ばれる「核発射ボタンや説明書が入っている」カバンを常に持参しているという現実がある。

核についてアメリカの視点と日本の視点も違っている。核爆弾を体験した日本は広島・長崎に悲惨を見たが、アメリカはその悲惨な状況の中で生き残った人に注目している。爆心地でも防空壕にいた人は無傷で生き残っている。アメリカはそのことから「放射線に対する防御をすれば、核戦争は戦えると考える」のだ。アメリカは「核を持っている以上核は使うもの」という認識なのだ。日本はずいぶん違う価値観の国と戦い、そして戦後関係を深めているということだろう
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by qzr02421 | 2010-12-25 19:52 | 日常