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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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小倉千加子の『『男よりテレビ、女よりテレビ』で、福田康夫について、彼は少子化問題の本質をよく理解しているとし、「日本で男性の進学率に比べて女性の大学進学率が低いのは、女性はいくら頑張っても男性と同じように扱われないからだ」という認識を紹介している。人が最初から諦める意識を退廃と呼び、社会にとって一番恐ろしいのは女性や青年の反抗ではなく退廃だと小倉千加子は書いている。

女性や青年が希望を持てる社会を造ることが大切だが、そのターニングポイントは40年ほど前に過ぎてしまったという。少子化になって、今度は女性が働いてもらわないと年金などが維持できなくなって、福田康夫は(総理になる前の発言)「出産と育児のための環境をうつくり、普通に男と同じように雇用する」ような会社になればよいと発言し、その発言に対して、「そのような中小企業はつぶれてしまう」と書いている。

今の急速な少子化は国として困るので、適切な人口構成に落ち着くまで「間を継ぐの」は女性の活躍であると福田康夫は正直に本音を洩らしている。人口減少が緩やかになれば、女と子どもは再び家庭に入れということだと批判している。ころころ変わる方針と継ぎ役の嫌気がさして、女と子どもは最初から家に入ってしまっていると分析している。つまr専業主婦と引きこもりのことだ。

福田康夫は総理大臣は最低でも四年やるべきと発言し、1年間全力投球をやりますなどはダメと首相になる前に発言して、途中でやめてしまった。言うことは簡単だが、やることは難しいことだということだろう。電車で化粧している女性のついては「理由が分からないから人は腹が立つ」としている。理由が分かると、案外、理解できるのだろう。東国原知事については、元妻のかとうかず子が、洗濯機の蓋を洗濯をしていないときにはいつもあけていたら、夫は一言もしめたらとは言わずに「いつも君が洗濯機の蓋を開けっ放しにしている理由が分かったよ」と何かを含むジットリとした言い方をしたと披露している。妻の癖に対して、慇懃に、違う文脈でさりげなく言われるのは「洗濯機の蓋を閉めろ」という単純で善良な男と比べるといやだったということだろう。
by qzr02421 | 2010-11-17 20:41