本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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パンとサーカス

定時制の3年でフランス革命を教え、2年ではローマ帝国史を教えている。このローマ帝国史もまた理解が難しい分野だ。ローマは建国してから、ロムルスとレムスがオオカミに育てられたという伝説もしくは王政から共和制になったときかによってちがうが、ほぼ1000年にわたった繁栄した国家だ。フランス革命を学べば、国民国家が理解でき、現代社会なりたちが分かるとしたら、ローマ帝国史を学べば、歴史がわかるということになる。

ローマ帝国は東西に分裂し、西ローマはゲルマン人により滅ぼされるが、東ローマはビザンチン帝国としてさらに1000年というときを刻む。ローマ帝国は2000年の歴史を刻んだということとなる。ローマを学ばずに何を学ぶのかという話ということだ。ローマ帝国は、共和政ローマの時代、領土拡大をしている。この領土拡大に活躍したのがローマ市民だ。市民=農民=兵士(重装歩兵)=平民という存在が活躍して領土拡大を達成したのだ。

市民は当然活躍をした報酬を求めることとなる、その報酬が参政権なのだ。政治に参加させろという要求が市民の基本的な歴史的な要求なのだ。この参政権の要求はフランス革命でも登場する。フランス革命、7月革命、2月革命では選挙権の拡大の要求となっている。ローマで市民が参政権を得て、ホルテンシウス法で平民会の決議が国法となるという成果を勝ち取ると同時に、市民は長い戦いの中で没落していく。パンとサーカスを権力者に求める存在となっていく。

同じようにフランス二月革命では、珍しく産業資本家と労働者という水と油のような階級が協力して革命を成功に導くが、成功したあと対立し、結局産業資本家が政府をつくるかのように見えたが、ルイ・ナポレオンが大統領となり、さらにクーデターでナポレオン3世となっていく。住民というか市民の意向のよる政治が、市民にとってよりよい政治となるかどうかは分からないということは歴史が証明しているのだ。住民投票というシステムは民主主義的なのだが、その結果が市民の幸福につながるかどうかは別な問題なのだ。国民の意向という政治家が多いが、国民の意向で政治をして、国民が幸せになるかどうかは分からないということだなどということを話したのだが、この話も分からないといわれてしまうのだろうか。」
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by qzr02421 | 2010-10-13 17:15 | 日常