本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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昔のことは「わからない」のだ

定時制の3年でフランス革命とその後のウイーン体制を教えている。フランス革命は何月何日という単位で記述されているので、複雑な歴史を展開しているようにみえる。歴史は単純ではないから、複雑にきまっているが、その複雑さがさらに増したようなものがフランス革命だ。基本がアンシャンレジームなのだ。アンシャンレジームというのは旧体制のことで、三角形で表されることが多いものだ。三角形の頂点から国王、僧侶、貴族そして平民が並んでいる。

フランス革命はその平民が、国王、僧侶、貴族を殺すか追放して国家を作ったというのが一番簡単な理解だ。しかす平民に数が多いので、さまざまな階層に分かれているから、話がやっかいになる。平民は単純に言えば、上級市民つまり金持ちだね、中級市民つまり中金持ちだね、そして下層市民つまり貧乏人だね、三層に分かれていると描かれる、しかし、実際はもっと複雑な階層を構成しているのだ。これに産業は宗教が加わるのだ。

革命は戦争と同じでどこで止めるかがポイントとなる。財産を多ければ多いほど早く革命を止めたいのだ。最終的にはフランスで一番人口の多い農民が満足するまで革命は進展することとなる。市民革命というので市民が革命をおこしたのだが、最終的には農民がポイントなるのだ。これはロシア革命も同じだ。農民が自作農つまり土地を自分のものにするということが革命を安定化される道なのだ。

安定化した農民を、歴史では保守化した農民というが、彼らがナポレオンを支持し、兵士として活躍していくのだ。そしてナポレオンが失脚し、革命をなかったことにしようという勢力が台頭してくる。20数年続いた革命を忘れようというのだから、話は乱暴だ。フランスはまた革命の時代を迎える。7月革命、2月革命そしてまた帝政となる、フランス革命を二度体験していることになる。フランス人も大変だ。もっと大変なのは定時制の生徒だ。複雑なこの歴史を9時間ほど学習して一言「わからん!」だった。確かに分からない時代なのだろう。革命は難しいということだろう。
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by qzr02421 | 2010-10-11 19:45 | 日常