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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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書道教室が舞台なのだ

8月8日までノダマップの「ザ・キャラクター」を東京で公演している。ディズニーランドに行くついでなのか、この劇を見るついでにか、東京に行くことにした。ディズニーランドでは、キャプテンEOの初日ということもあったので7月1日にキャプテンEOを見て、あんなに人気があるとはというくらいの人手でだった。2日目に「ザ・キャラクター」を見た。

ディズニーランドの夢と魔法の世界から全然ちがう世界に向かうのも、また面白いものだ。池袋の東京芸術劇場中ホールでやっている。舞浜から池袋までは、JRと地下鉄の乗り継げば簡単に行くことができる。この劇は、宮沢りえ、古田新太、藤井隆、橋爪功、美波そしてもちろん野田秀樹などが演じている。

ストーリーは、オーム真理教のサリン事件を題材にしているようだ。書道教室が舞台となっている。この書道教室の師匠が古田新太なのだが、この書道教室に入るためには全財産をこの書道教室に寄付することが必要なのだ。現実的な話ではないが、この書道教室に入る人たちは、心に悩みをかかえていて、全財産を寄付してしまうらしい。それが宗教のかたちの一つかもしれない。

書道教室だけに、漢字のいわれの会話が面白い。「信」という字は「人」が「言う」という字だそうで、人が言うことを信じるということというセリフがある。また袖という字は神に似ているというセリフもある。サリン事件を題材にしているので、何か救いを感じることはできない劇だった。それでも、それなりのストーリーとなっており、それなりの感動を持つことができた。しかし、キャラメルボックスのように、明日から頑張ろうという気持ちにはならない劇でもある。そういう劇もありということだ。
by qzr02421 | 2010-07-05 19:33 | 劇,映画その他