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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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別な見方をすればよい

劇団四季の劇は一回見ればよいという人と、何回も見たいという人に分かれるようだ。四季に限らず、劇を何回も見たい人と、一回でよいという人もいるようだ。まあ、好みのちがいということだろう。久しぶりに四季の劇を見た。演目は「ウイキッド」だ。大阪四季劇場で見たのだが、結構ゴージャスなつくりの椅子だった。3時間座っても、お尻が痛くならないというのは素晴らしいものだ。

オズの魔法使いの別バージョンのような作品だ。悪い魔女が実は良い魔女で、良い魔女は実はノー天気名魔女、マクベスではないが、きれいは汚い、汚いはきれいという、事実の両面を見ることができる作品ということだろう。

事実はひとつではなく、別の面から見ることができるということを確認できる劇だと思う。自信がなくなったとき、そのようなときに見ると、自信をふたたび取り戻すことができるかもしれないと思わせる劇だ。人は一人で生きているわけではない。それぞれが助け合って生きているのだということも実感できる。元気をくれる劇というのはよいものだ。

演劇で生活をするということは難しいことのようだ。プロというのは、そのことによって生計を立てている人のことだろう。演劇をなりわいにしているということだ。演劇だけで生活できれば幸せなことだろうが、貧乏と背中合わせという可能性もある。B席は人がいなかった。土曜の昼の劇で満席にならないのは、四季としてもつらいだろう。
by qzr02421 | 2010-05-16 15:13 | 劇,映画その他