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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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30年の重みを実感

T高校の同窓会に出席した。恩師などという恥ずかしい感じの立場でだった。このような同窓会やクラス会など、日程の都合でほとんど出席したことがない。奇跡的に日程があいていた。この会は150名ほどの参加だった。10クラスだったので、1クラス15人参加ということになる。10クラスあると、生徒同士も全員知っているわけではないだろが、「君は誰?」などといいながら会話をしていた。この学年は教師になって初めての担任だったので、印象深い学年だ。

生徒(生徒といっても1963年生まれなので47歳の人たちだ、私と10歳しか違わないのだ)たちは「先生はもっと年配の人だと思っていた」、「ここに来ている人たちは、来ることが出来る生活をしているのだ」「先生の生徒指導は、先生らしくなく、それなりに筋が通っていてよかった」、「先生らしくないので、きっと早く教員をやめると思っていた」などというようなことを言われた。確かに早期に教員をやめた事は事実だ。生徒の見る目は確かなのだろう。

高校を卒業して30年弱の人たちだ。この30年でいろいろなことがあったのだろう。教師は生徒を在学中の記憶で思い出すので、この30年の重みを実感するのは、彼らの顔、頭の髪(私より老けているような人もいたりして)などだが、それでも30年も重みは、本当には分からない。幸せそうな顔、困ったような顔、悲しそうな顔が並んでいた。47歳といえが会社でも中心となる世代だ。課長というような役職につく時代だ。夫婦関係も子どもが離れ、夫婦の危機を迎える時代でもある。体力も落ちかける時代だろう。

私を目標の教員になった人がいるのだが、「先生はどうして早期に退職したのか、自分も出来るなら早期にやめたい」などと言われると、教師というのは知らず知らずに人に影響を与える仕事だということを実感する。元気に生きようという影響を与えたいものだ。話をしていると、在学中のことを思い出した。目もとに記憶があることが多かった。在学中いろいろトラブルがあった生徒は印象も深いものだ。ところで、今日の出席者の中には、7組の夫婦がいると言われた。この数が多いのか、少ないのかは分からないが、それはそれで、仲のよい学年ということだろう。
by qzr02421 | 2010-05-02 08:32 | 日常