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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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ゆったりとした時間が流れる

奈良は京都とはちがう風情を感じる。鄙びた感じだろうか。正倉院展を見た後は、歩いて、バスに乗ってもよいのだが、奈良は歩くのがよい。奈良国立博物館を南の下ると浮見堂に出る。小学生が写生に来ていた。ひょうきんな男子が池に落ちそうになる。女子が「やめとき」と関西弁で叫んだ。男子は落ちずにすんだ。女子の力だろう。

さらに南に下ると高畑にいたる。奈良教育大学では学園祭を実施していた。さらに南下し、高畑住宅で東に向かう。東に1キロ歩くとそこが白毫寺だ。天智天皇の第7皇子、志貴皇子の山荘跡を寺としたのに始まるという。高円山に中腹のある、坂と石段を登り到着、境内からは奈良市外が一望できる、もちろん人は数えるほどしかいない。これが奈良の寺のよいところだ。お寺の経営は大変だろうが・・・

仏像もなかなかよい。最近は仏像見物が流行しているそうだが、体を前に傾けている像などあり見ごたえがある。仏像を見、ベンチに座ると風の音が聞こえる。その風でドングリが自然に落ちる。ドングリの落ちる音がする。これも風情がある。バスの観光だと、滞在時間が決められるが、自分で滞在時間を決めることがでるのはとてもよい。

五色椿が春には咲くのだた、秋は萩だろうが、それもない、花がないわびしい所も奈良だろう。このあとはまた徒歩で新薬師寺に向かう。新薬師寺まで行くと、人が多くなるだろうが、京都の東寺あたりの人の多さとはまた違うのだ。ゆったりとした時間が流れるのが奈良のよさだろうと思う。
by qzr02421 | 2009-11-04 18:32 | 旅行