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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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名前を呼ぶことが愛情だ

名前を付けて牛を育てると、名前が付いていない牛よりも乳の量が多くなるそうだ。名前を付け、その名前を呼ぶことでそのような変化が出るのだ。名前を呼ぶということは「愛情」を示すということにちがいない。子どもが生まれると生まれてから7日目まで名前をつける。その7日目のことをお七夜(おひちや)というのだ。

落語の「寿限無」でもこの言葉が登場する。オッチョコチョイのお父さんがお母さんに命令されて、近所のご隠居あるいは寺の住職の相談に行くという話だ。お七夜と初七日と間違えたりする。それでも目出度い名前をもらい子どもに付けるのだ。落語ではこの長い名前を何回言うこととなる。やはり名前を呼ぶことが愛情なのだろう。

夫婦でも、どのように名前を呼ぶかで、その愛情の様子が分かるのだろうか。知人は結婚したら、子どもが生まれる前から、お父さん、お母さんと呼んでいた。妻からお父さんと呼ばれるのは、妻には本当のお父さんがいるのに、複雑な心境でもある。いっそう名前の呼び捨てほうがスッキリしているような気さえする。

妻のことを他人に話をするとき、どのような呼称がよいのか迷うことがある。「連れ合い」、「配偶者」(法的だね)、「妻」、「奥さん」(どの人という感じがする)。妻が夫について他人に話すときも困るようだ。「夫」(おっとせいみたい)、「主人」(妻が主人だろうか?)、「亭主」(ダメな亭主という感じがする)などなど。愛情を示す呼称は何だろうか
by qzr02421 | 2009-10-12 11:01 | 日常