本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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仏像の作り方

『仏像に会いに行こう』(副島弘道著、東京美術刊)の話を続けるがこれで終了だ。材質では銅製、金銅仏など、銅像は彫っていてはたいへんなので、溶けた銅を型に流し込んでつくる、蜜蝋で原型をつくり、その上を土でおおう、暖めると蜜蝋がとけ、空洞ができる、そこに銅を流し込むのだ、最後に土を壊せば完成だ。世界中でこのようの作られたらしい。飛鳥・奈良時代に多い。平安・鎌倉は鋳型を使ったようだ。長持ちして丈夫だが、材料費と手間がかかるのが難点だろう。

塑像、粘土でできた像だ。壊れ易いので、頭や身体の断片が見つかることが多い。東大寺戒壇堂に四天王が有名だろう。壊れ易いので平安時代以降は木彫が主流となる。塼仏
は鯛焼きに雌型(凹型)押し付けてかたどりしたものだ。雄型(凸型)たいて型をとるのが押し出し仏だ。

乾漆像、原型を粘土で作り、表面に麻布を何重にも漆で貼る、それが乾いて原型の粘土をかきだす、布製の張子がきる。この上に乾漆(漆におがくずなどをまぜたペースト状のもの、木屎漆という)で像の細部を作る、これが脱活乾漆像だ。張子のかわりにかたちを木で彫り、表面を乾漆で塑像したのが木心乾漆像、かぶれるので注意が必要だ。

木彫、今残る日本の仏像の九割は木で作られた木彫像だ。平安以降はほとんど木彫だ。飛鳥から平安までは一本の材木で作る、これが一木造、手や両足など出っ張ったところは別の木を使っても、頭や胴が一本の木であれば一木造だ、背中から中を刳り空洞を作る、ひび割れを防ぐためだ、背板でふさいでも一木造だ、二本以上の木で作るのが寄木造り、平安後期からは寄木が主流となる。
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by qzr02421 | 2009-10-04 18:23 |